窓の外が一枚の絵画になる!ピクチャーウィンドウとは

窓の外の景色を一枚の絵画のように見立てたピクチャーウィンドウをご存知でしょうか?
このコラムではおすすめの窓の形や設置する場所についてご紹介します!
ピクチャーウィンドウって何?

ピクチャーウィンドウとは、外の景色を絵画に見立てて飾るように設置した窓のこと。光を取り入れる窓本来の役割を果たしながら、四季折々の景色を楽しめます。
ピクチャーウィンドウに飾る景色としては山や木々、海や川、緑、空などがおすすめ。
とはいえ、家の外にそのような景色が広がっていないことのほうが大半ですよね。
そんなときは、自宅の庭に咲く花や木々を窓から見えるようにすれば、それだけで立派なピクチャーウィンドウになります。中庭を素敵な庭園風にして室内から楽しめる工夫をしてもいいでしょう。
絵画を飾るのではなく、景色がアートになる。そんな素敵な窓が、ピクチャーウィンドウです。
ピクチャーウィンドウはここを工夫して♪

窓の形と大きさ
一枚の絵画のようにするので、基本的には開閉できないフィックス窓がオススメ。丸窓や長方形、縦長、横長など好みの形で設置できます。
小窓サイズで取り入れてもいいですし、リビングに大きな窓を設置して景色を楽しむのも素敵ですね。
窓枠のデザイン
窓枠は、絵画の額縁のような存在。外の景色が映えるようシンプルなデザインにしましょう。
カーテンはつけてもOK
ピクチャーウィンドウは、いつでも外の景色が楽しめるよう基本的にカーテンなどはつけません。とはいえ、防犯上気になるのが現実。カーテンやブラインド、ふすまなど窓のテイストにあわせて付けてもよいでしょう。
また、外からの視線を遮るような上部や中庭に面した場所に設置すれば安心です。
ピクチャーウィンドウにおすすめの場所

玄関
玄関は窓がないと暗くなりがち。明かり取りのためにも窓があったほうがよいでしょう。
庭に樹木を植えて、その景色が楽しめるようにし、夜はライトアップしてみては。
いつでも外の景色を楽しむことができます。
リビング
家族がもっとも多くの時間を過ごすリビング。お気に入りの景色を眺めながら家族団らんできたら最高です。
階段
玄関と同じく、階段も暗くなりがちな場所。踊り場にピクチャーウィンドウを設置すれば、光を取り入れつつ階段を行き来するときにいつでも外の景色を楽しめます。
寝室
夜空や月を楽しめるピクチャーウインドウは寝室にピッタリ。夜の贅沢なひとときを味わえるでしょう。
田園風景を切り取るピクチャーウィンドウ

南向きに設けた大きな窓から、開放感のある田園風景を楽しめる住まいです。
季節によって色合いや表情が変わる田んぼの景色を窓いっぱいに取り込むことで、室内にいながら自然を身近に感じられます。窓そのものが額縁となり、外の景色を一枚の絵のように楽しめるのが魅力です。
時間帯によって光の入り方や景色の見え方も変化するため、毎日の暮らしの中でさまざまな風景に出会えます。
周囲に田園や山、緑などが広がる土地では、その眺望を活かして窓の位置や大きさを計画することも、心地よい住まいをつくる方法のひとつです。
ピクチャーウィンドウを取り入れるときの注意点
ピクチャーウィンドウは、景色をインテリアの一部として楽しめる魅力的な窓です。一方で、大きさや設置場所によっては、暮らし始めてから気になるポイントが出てくることもあります。
「景色がきれいに見えるか」だけでなく、快適性やプライバシー、お手入れのしやすさなども考えながら計画しましょう。
外からの視線やプライバシーに注意する
大きなピクチャーウィンドウは室内から景色を楽しみやすい反面、外から室内が見えやすくなることがあります。
特に道路や隣家に面した場所では、窓の位置や高さによって人の視線が気になり、せっかくの窓にカーテンを閉めたまま……ということにもなりかねません。
道路や隣家との位置関係を確認したうえで、窓の高さを調整したり、植栽や目隠し壁を設けたりする方法があります。中庭に向けてピクチャーウィンドウを設置するのも、プライバシーを確保しながら景色を楽しむ方法のひとつです。
大きな窓は暑さ・寒さに配慮する
ピクチャーウィンドウを大きくすると、外の景色をより開放的に楽しめます。ただし、窓は外気の影響を受けやすいため、窓の大きさや方角によっては夏の暑さや冬の寒さが気になることがあります。
例えば、西向きに大きな窓を設けると、夏場の強い西日によって室温が上昇する場合があります。
窓の方角や大きさだけでなく、庇やシェードによる日射対策、Low-E複層ガラスなど断熱性能の高い窓も検討し、デザインと室内の快適性を両立させることが大切です。
窓の性能によっては結露が気になることも
冬場など室内外の温度差が大きくなる時期には、窓に結露が発生することがあります。ピクチャーウィンドウだから結露しやすいわけではありませんが、大きな窓ではガラス面も広くなるため、結露が発生すると目につきやすくなります。
結露の発生には窓の断熱性能だけでなく、室内の温度や湿度、換気なども関係します。
樹脂サッシやLow-E複層ガラスなど断熱性能に配慮した窓を検討するとともに、適切な換気や湿度管理を行うこともポイントです。
掃除やメンテナンス方法を考えておく
ピクチャーウィンドウには、開閉しないFIX窓がよく採用されます。FIX窓はシンプルなデザインで景色を切り取りやすい一方、設置場所によっては外側のガラスを室内から掃除できません。
特に吹き抜けや階段の高い位置、2階部分などに大きな窓を設置すると、日常的な掃除が難しくなる場合があります。
きれいな景色を長く楽しむためにも、設計段階で「どこから、どのように掃除するのか」まで確認しておきましょう。
家具の配置も一緒に考える
リビングに大きなピクチャーウィンドウを設ける場合は、家具の配置にも注意が必要です。
窓の面積が大きくなるほど壁として使えるスペースが少なくなり、テレビやソファ、収納家具などを置きたい場所が限られることがあります。
窓だけを先に決めるのではなく、ソファに座ったときにどのような景色が見えるのか、テレビや収納をどこに配置するのかなど、実際の暮らしをイメージしながら間取りを考えることが大切です。
サイズや仕様によって設置費用が高くなる場合がある
ピクチャーウィンドウの費用は、窓のサイズや形、ガラスやサッシの種類などによって異なります。
一般的なサイズのFIX窓であれば必ずしも高額になるとは限りませんが、大きな窓や特殊な形状、断熱性能の高いガラスなどを採用すると費用が上がることがあります。また、大開口の窓では住宅の構造や施工方法について検討が必要になるケースもあります。
予算を考える際は窓単体の価格だけを見るのではなく、希望するデザインや性能を住宅会社に伝え、建物全体で必要になる費用を確認しておきましょう。
将来も同じ景色が見えるとは限らない
ピクチャーウィンドウを計画するときに意外と見落としやすいのが、将来の眺望です。
現在は山や空などがきれいに見えていても、隣地に住宅や建物が建つことで景色が変わる可能性があります。
周辺の土地や建物の状況を確認したうえで窓の位置を考えることが大切です。また、自宅の庭や中庭の植栽をピクチャーウィンドウから眺める設計にすれば、自分たちで景観をつくりながら楽しむこともできます。
ピクチャーウィンドウは「今、何が見えるか」だけでなく、「これからどのような景色を楽しみたいか」まで考えて計画してみましょう。
まとめ
今回は、ピクチャーウィンドウについてご紹介しました。マイホームづくりの参考にしてくださいね!







