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住まいのリフォームをするタイミングはご家庭によりそれぞれ異なりますが、一般的に30代と50代・60代でリフォームをされる方が多い傾向にあります。
30代のリフォームは、結婚や出産、またお子様の成長に合わせ、初めての住宅購入に伴うリフォームをされるケースがほとんど。
一方、50代以降でリフォームをされる方は、子供が独立し夫婦二人の生活になったり、親の介護や相続など、ライフスタイルが変化するタイミングであるからです。
今の暮らしを見つめ直し、これからの暮らしにも目を向けることができるのは、子どもが手を離れ自分たちの時間が持てるようになり始めた50代頃からではないでしょうか。
また30代で新築の住宅を購入すると、50代はちょうどリフォーム時期を迎える築20年と重なることもあげられます。
そして大事な理由がもうひとつ、それはリフォームは“体力と気力、時間的余裕が必要な大変なイベント”であるということです。
たとえばリフォームの仕様決め。大きなリフォームであるほど決めなければいけないことがたくさんあります。
クロス、床材などを決めるために色々なカタログを見たり、キッチンなどの設備はメーカーのショールームに足を運んで商品を直接体感することも必要です。
またやっと仕様が決まったと思えば、次はリフォームの準備に向けて荷物を片付けなくてはいけません。リフォームの規模によっては工事中に仮住まいになることもあります。
住みながらのリフォームであっても、お風呂やキッチンが使えずに外の施設を利用しなければいけないことも。身体の自由が利きにくくなった高齢になってからはなお大変です。
50代なんてまだまだ元気だし、普段の暮らしで困っていることもない、定年後のゆっくりできるようになってからの方がいいのでは?と考えがちですが、思い切ったリフォームは元気なうちにしておくことがベストなんです!
リフォームをする際は、これからのライフスタイルに合った間取りにすること、そして将来に配慮したプランを立てることが大切です。
政府が発表した「平成30年版高齢社会白書」によると、65歳以上の家庭内の事故はなんと全事故の77%以上を占めています。歳を重ねるにつれて、入浴中の事故や段差でのつまづきなど、家庭内事故につながる可能性がさらに高まります。
ヒートショック対策、バリアフリーや手摺の設置はまだ早いと思われるかもしれませんが、事前の備えに早すぎるということはありません。気力や体力があるうちに10年後、20年後の暮らしを準備しましょう!