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新築住宅を建てる際、意外と見落としがちなのがコンセントの数や配置です。
住み始めてから「ここにコンセントがあればよかった…」と後悔しないために、建築段階でしっかりと計画を立てておきましょう。
まず、家電や家具の配置を事前にシミュレーションすることが重要です。例えば、
・リビング…テレビやスピーカー、掃除機の充電場所など
・キッチン…電子レンジ、炊飯器、電気ケトル、ミキサーなどを使う場所
・寝室…ベッド周りでスマホやタブレットの充電をする場合
・玄関…掃除機の充電、電動自転車のバッテリー充電など
将来的に増える可能性のある家電も考慮し、余裕を持った計画を立てましょう。
一般的なコンセントの高さは床から約25cmですが、場所によっては異なる高さが便利です。
・キッチンのカウンター上…電子レンジやコーヒーメーカー用に高め(約100cm)
・リビングのテレビ裏…コードが隠れるように50cm〜60cm程度
・デスク周り…PCやプリンターを使う場合、腰の高さ(70cm〜80cm)に設置すると便利
スマホやタブレット、ワイヤレスイヤホンなど、充電が必要なデバイスは年々増えています。
・USB付きコンセントを導入…コンセントに直接USBポートがついているものを採用すると、アダプタ不要でスッキリ
・寝室・リビングに充電ステーションを作る…家族のデバイスをまとめて充電できるスペースを確保
屋外のコンセントも忘れがちですが、以下のような用途が考えられます。
・電動自転車の充電
・庭やベランダでのイルミネーションや電動工具の使用
・防犯カメラの電源
防水カバー付きの屋外用コンセントを設置しておくと安心です。
コンセントとあわせて、照明のスイッチの位置も重要です。
・階段や廊下の両端にスイッチを設置…どちら側からも照明をON/OFFできるように
・寝室のベッド周りにスイッチを配置…寝る前に起き上がらなくても消灯できるように
子どもが成長して部屋を仕切る場合や、在宅ワーク用のスペースを作る場合に備え、追加のコンセントを設置できるように配線計画を考えておくのもおすすめです。
・廊下…掃除機を使う際に便利
・クローゼット内…コードレス掃除機や除湿機の充電に活用
・キッチンの引き出し内…調理家電をスッキリ収納しながら使える
・ダイニングテーブル近く…ホットプレートやスマホ充電用に
・ベッド下…ナイトライトや布団乾燥機の使用に
・ガレージ・倉庫…電動工具の充電や車のメンテナンスに
コンセントの数や配置は、住み始めてからの快適さに大きく影響します。
間取りを決める際に家電や家具の配置をシミュレーションし、将来の生活も考えながら計画を立てましょう。
少し多めに設置することで「ここにも欲しかった…」という後悔を防ぐことができます。