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最適な収納スペースの広さとは?新築住宅計画のポイント

新築住宅を計画する際に「収納スペースをどれくらい確保すればいいのか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

特にお子様のいる世帯の場合、家族全員の荷物をスムーズに収納できるスペースを設計することが、快適な暮らしにつながります。

今回は、収納スペースの広さの目安と部屋ごとのポイントについて解説します。

収納スペースの目安

収納スペースの広さは、家全体の延床面積の10~15%を目安に設計するのが一般的です。

例えば、延床面積が40坪(約132㎡)の住宅であれば、収納スペースは4~6坪(約13~20㎡)が理想的です。

部屋ごとの収納スペースのポイント

それぞれの部屋や用途に応じた収納スペースを設けることで、家全体をすっきり使いやすく保つことができます。

1. 玄関収納(シューズクローク)

玄関周りには靴や傘、アウトドア用品などを収納するスペースが必要です。

  • 目安広さ: 1.5~2畳
  • ポイント:ベビーカーやアウトドア用品を置ける奥行きのある収納や、靴を多く収納できる棚を設置すると便利です。

2. リビング収納

リビングは家族が集まるスペースで、物が散らかりやすい場所でもあります。

  • 目安広さ: 0.5~1畳
  • ポイント:日用品、掃除用具、書類などをしまえる収納を設けることで、リビングをすっきり保てます。壁面収納があると便利ですね。

3. キッチン収納

キッチンには調理器具や食品のストックが多く集まります。特にパントリー(食品庫)を設けると便利です。

  • 目安広さ: 1~2畳
  • ポイント:調味料や缶詰、非常食などをストックできる棚を設けるほか、大型家電(炊飯器、トースターなど)を置けるスペースも考慮しましょう。

4. 寝室・子供部屋の収納

各部屋にクローゼットを設けることで、衣類や荷物を整理しやすくなります。

  • 目安広さ: 各部屋に1~2畳
  • ポイント:子供部屋には成長に伴う荷物の増加を見越して、可動式の棚や広めの収納を設けると便利です。

5. 主寝室のウォークインクローゼット

夫婦二人分の衣類や布団、バッグを収納するためのスペースが必要です。

  • 目安広さ: 2~3畳
  • ポイント:季節ごとの衣類やバッグを分類して収納できるように、ハンガーパイプと棚を組み合わせて設計します。

6. 共用収納(納戸や屋根裏収納)

家族で共用する荷物(季節用品やストック品など)を収納するスペースも重要です。

  • 目安広さ: 2~3畳
  • ポイント:デッドスペースを活用し、屋根裏収納や階段下収納を設けると空間を有効活用できます。

収納スペース設計の注意点

  1. 生活動線を意識する
    家族が使いやすい位置に収納を配置しましょう。たとえば、洗濯物をしまう収納は洗面所近くに、日用品はリビングやキッチン近くに設けると効率的です。

  2. 収納の多さより「使いやすさ」を重視
    ただスペースを増やすのではなく、家族の生活スタイルに合わせた収納方法を検討しましょう。

  3. 可動式収納を取り入れる
    家族の成長や荷物の増減に対応できるよう、可動棚や組み換え可能な収納を取り入れると便利です。

まとめ

必要な収納スペースは、家全体で延床面積の10~15%を確保することが目安です。

部屋ごとに適切な広さや使い勝手を考慮しながら設計することで、家族全員が快適に暮らせる住まいが実現します。

収納スペースの設計に関するご相談も、ぜひコーセーホームまでお気軽にお問い合わせください!

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