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家族と同じ空間にいて気配を感じながらも、ひとりの穏やかな時間がほしいときってありますよね。そんなときにぴったりなのが、ヌックと呼ばれる空間です。

今回は、新築の際にぜひ検討してみたい、ヌックについてご紹介します。

ヌックとは

ヌックとは、スコットランド語の「ヌーク」からきている用語で、こじんまりとした暖かくて心地よい場所のことをいいます。完全な個室ではなく、リビングや廊下などの一角におだやかにゾーニングされた空間で、家族のぬくもりを感じながらも、それぞれが好きなことができます。

「ちょっとだけ家族と距離をとりたい、けれど気配は感じていたい」という思春期のお子さまなどにとっては、お気に入りのスペースになるでしょう。

ヌックにおすすめ場所

ヌックをつくるのにおすすめの場所は、家族の気配が感じられる場所です。

リビングの一角

リビングの横のスペースに和室を作るご家庭は多いでしょう。このスペースを和室ではなくヌックにしてはいかがでしょうか。一段高い床にして入り口をちょっと狭くしたら、特別な空間のできあがりです。

階段下

リビングイン階段の場合、階段下はヌックに最適の場所です。天井が低くて程よく狭い空間は、読書やゲームに集中するのにピッタリ！　思春期のお子さまも個室にこもらずヌックにいる時間が増えるのではないでしょうか。

窓辺

暖かな日差しが差し込む窓辺にヌックを作れば、冬でもぬくもりあふれるひとり時間が楽しめます。お茶やコーヒーを持ち込んで、ゆったりしたおとな時間を楽しんではいかがでしょうか。

ヌックの楽しみ方

ヌックの楽しみ方は人それぞれ。ここでは、楽しみ方の一例をご紹介。

お子さまの秘密基地♪

小さなお子さまがいるご家庭は、ヌックをおもちゃの部屋にするのもおすすめです。大人たちは、お子さまが遊ぶ様子を少し距離を置いて見ることができますし、お子さまは秘密基地で遊ぶような感覚を味わえます。

読書スペース♪

家族がリビングでテレビを観ているとき、少し離れた場所にヌックがあれば読書に集中できます。中高生になったお子さまは、ゲームをするのにもよい空間です。

お昼寝♪

リビングで家族団らんしていると「トローン」と眠くなってしまうとき、ありますよね。「ちょっとだけ昼寝したい」そんなときにもヌックは最適な場所。小さなお子さまのお昼寝スペースとしても活用できます。

趣味の時間♪

「手帳が趣味」「手芸の時間がほしい！」など、自分ひとりでしたい趣味がある人は、家族からそっと離れてヌックに行けば、大切なひとときを満喫できます。

まとめ

このコラムでは、家族の気配を感じながらも心おだやかにひとりの時間をもてる空間、ヌックについてご紹介しました。

新しいマイホームには、ヌックを作ってみてはいかがでしょうか。