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家を新築する際に行う地鎮祭。「着工する前に行う儀式。でも、よく知らない」という方も多いでしょう。今回のコラムでは、地鎮祭の流れや準備するもの、費用についてご紹介します!
地鎮祭とは?
地鎮祭とは、家を建てる前に行う儀式のことです。工事の前に、土地を守っている神様に対してこれから土地を利用させてもらう許可を得る儀式です。工事の安全を祈願する、その土地で暮らす人の繁栄を祈る、といった意味もあります。
「建築吉日」と呼ばれる縁起の良い日に行うのが良いとされていますが、施主や工事の都合などもありフレキシブルに決めるケースも多くあります。
お供え物の内容などは、地域によっても異なります。
地鎮祭の流れ
地鎮祭にかかる時間は30分程度です。準備や後片付けを含めると60分〜90分程度です。
地鎮祭では、主に以下の10の儀式を行います。
1修祓(しゅばつ)
参列者や祭壇を祓い清める儀式です。
2降神の儀(こうじんのぎ)
祭壇にその土地の神・氏神を迎える儀式です。
3献饌(けんせん)
神に祭壇のお供え物を食べていただく儀式です。
4祝詞奏上(のりとそうじょう)
建物を建てることを神に報告し、工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上します。
5四方祓(しほうはらい)
土地の四隅を祓い清め、米や塩をまきます。
6地鎮(じちん)の儀
刈初(かりそめ)、穿初(うがちぞめ)、鍬入れ(くわいれ)などを行い、鎮め物を埋めます。施主は神主から鍬を受け取り、鍬入れを行います。その際、「えい、えい、えい」と3回声を出して行います。
7玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神前に玉串を奉り拝礼します。施主は玉串を祭壇に置き、二礼二拍手一礼をします。
8撤饌(てっせん)
酒と水の蓋を閉じ、お供え物を下げます。
9昇神(しょうしん)の儀
神籬に降りていた神をお送りします。
10直会(なおらい)
供え物のお神酒をいただきます。口をつけるパフォーマンスのみ行います。
地鎮祭の疑問あれこれ
準備するもの
お供えするもの(奉納酒・お米・塩・野菜・魚・昆布などの乾物・水・果物)、榊、初穂料(玉串料)、半紙、湯呑などがあります。
地鎮祭の後にご近所へのあいさつまわりに行く場合は挨拶の品も用意しましょう。
服装マナー
カジュアルな服装で構いません。スーツで参加する人もいます。地鎮祭の後にご近所にあいさつ回りに行くこともあるので、清潔感のある服装にしましょう。
費用
お供え物の費用が5,000〜1万円程度かかります。初穂料は3〜5万円をのし袋に入れて準備します。
まとめ
今回のコラムでは、地鎮祭についてご紹介しました。地域や神社による違いもあるので、よく調べて儀式に臨みましょう!