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注文住宅の間取りを検討する中で、「ベランダは付けた方がいいですか?」
「最近はベランダを作らない家も多いと聞きました」といった相談が増えています。
これまでベランダは、洗濯物を干すための“必須スペース”という認識が一般的でした。
しかし現在は、その前提が大きく変わりつつあります。
その背景にあるのが、ランドリールームの普及です。
洗濯を室内で完結できる間取りが増えたことで、ベランダの役割そのものが見直されるようになっています。 

ランドリールームを設ける最大の目的は、洗濯を室内で完結させることです。
洗う・干す・乾かす・畳むといった工程を屋内で完結できれば、外干しを前提としたベランダは必須ではなくなります。
実際に注文住宅を検討している方の中には、
「今住んでいる家でも、ベランダはほとんど使っていない」という方も多く見られます。
このように、現実の生活を振り返った結果として、ベランダを設けない選択をされるケースが増えています。
外干しの場合、雨、強風、花粉、黄砂、PM2.5といった外部環境の影響を受けやすくなります。
ランドリールームがあれば、これらを気にすることなく、洗濯のタイミングを自分たちの生活に合わせて決めることができます。
共働き世帯や夜に洗濯を行う家庭にとっては、大きなメリットです。

ベランダは、防水工事・排水計画・手すりの設置などが必要となり、建築コストがかかる部分です。
間取りによっては、数十万円単位の差が出ることもあります。
ベランダを設けないことで、その分のコストをランドリールームの充実、収納量の確保、断熱性能の向上といった、暮らしやすさに直結する部分に回すことができます。
ベランダは、定期的な防水メンテナンスが必要です。
これを怠ると、雨漏りなどのリスクにつながります。
最初からベランダを設けないことで、将来的な修繕計画がシンプルになり、長期的な維持管理の負担を抑えやすくなります。
ベランダを設けない場合、外壁形状がシンプルになり、間取りの自由度が高まります。
例えば、室内空間を広く確保する、収納を増やす、家事動線を整理するといった計画が立てやすくなります。
「ベランダを作るために制約が生じる間取り」から解放される点も、見逃せないメリットです。
ベランダを設けない選択は、すべての家庭に向いているわけではありません。
以下のような方には、特に相性が良いと言えます。
・ランドリールームを設ける予定がある
・室内干しがメインになる
・共働きで洗濯時間が不規則
・花粉や外気を避けたい
・ベランダを物干し以外で使う予定がない
これらに当てはまる場合、ベランダなしでも不便を感じる可能性は低いでしょう。

一方で、次のような希望がある場合は、ベランダを設けた方が良いケースもあります。
・布団を外に干したい
・外気に当てたい洗濯物がある
・2階に屋外スペースが欲しい
・家族のライフスタイルとして外干しを重視している
重要なのは、「何となく付ける」ことではなく、自分たちの生活に必要かどうかを整理することです。
ランドリールームとベランダは、必ずしも二者択一ではありません。
ただし、洗濯の中心をどこに置くのかを明確にすることで、間取りの判断はしやすくなります。
洗濯を室内で完結させたい場合は、ランドリールームを充実させ、ベランダを省く。
外干しを重視したい場合は、ベランダを活かす計画を立てる。
この整理ができているかどうかが、後悔しない住まいづくりの分かれ目になります。
ランドリールームの普及によって、ベランダは必ず設ける設備ではなくなりました。
洗濯を室内で完結できる間取りが増えたことで、暮らし方に合わせてベランダの有無を選択できるようになっています。
ベランダを設けないことで、
・家事効率の向上
・建築コストや将来のメンテナンス負担の軽減
・間取りの自由度向上
といったメリットを得られるケースも少なくありません。
一方で、外干しを重視したい場合や屋外スペースを活用したい場合は、ベランダを設ける選択が適していることもあります。
重要なのは、「一般的だから付ける」のではなく、自分たちの暮らしに本当に必要かどうかを整理することです。
ランドリールームとベランダの関係を見直すことは、家事の負担や住まいの使い勝手を考える良いきっかけになります。
これから注文住宅を検討される方は、ぜひご自身の生活スタイルと照らし合わせながら、間取りや設備を検討してみてください。
今回の記事が、後悔のない住まいづくりのヒントとなり、家づくりの参考になれば幸いです。