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コーセーホームの注文住宅では、2つの標準仕様をご用意しています。
そのうちの一つが、パナソニックの「テクノストラクチャーEX」を採用した「ハイスペック」プランです。
今回はその中でも、安心・安全な住まいづくりを支える最先端の技術、「4D災害シミュレーション」についてご紹介します。
「4D災害シミュレーション」とは、地震・豪雨・洪水・土砂災害という4つの災害リスクを、建物を建てる前に敷地単位で分析・可視化する先進システムです。
Panasonicが独自開発したこの技術は、災害を時間軸(4次元目)も含めて多角的にシミュレーションすることで、未来の安心につながる家づくりを実現します。
このシミュレーションでは、国や自治体が公開しているハザードマップに加えて、
地形の高低差や周辺環境
地盤の揺れやすさ
浸水深や流速(土砂や水害)
地域の雨量履歴や地質構成
などの詳細データを組み合わせ、敷地ごとの災害リスクを徹底的に可視化します。
とくに注目すべきは、建築前に「将来起こりうる自然災害の影響」を事前に把握できるという点です。
これは家を建てる場所選びや間取り設計、構造補強の判断にも大きく貢献します。
地震のシミュレーションというと、過去に起きた地震のデータを基にするイメージを持たれる方も多いかと思います。
しかし、過去の地震が“将来の地震”と同じ条件で起こるとは限りません。
震源地・地盤特性・建物の向きなどが異なれば、揺れ方や被害の出方も変わってきます。
そこで、テクノストラクチャーEXでは、「人工地震波(=設計用地震動)」を用いて、建物に対してより厳しい想定でシミュレーションを実施。
これは、最新の地震工学に基づき「今後30年間で高い確率で発生するとされる揺れ」を科学的に再現した波形です。
つまり、想定外をなくすために、意図的に“想定する”という高度な技術です。
これにより、「もしこの土地で最大規模の地震が起きたら、家はどうなるか?」という未来の問いに、今からしっかりと備えることができます。
当社のハイスペック仕様では、この4D災害シミュレーションとテクノストラクチャー独自の構造計算を組み合わせ、命と暮らしを守る住まいの設計を目指しています。
地震に強い梁や接合部の強化
水害リスクを見越した基礎高の提案
土砂リスクを回避した建物配置 など
設計の初期段階から、安心を数値で見える化することで、住まいに対する信頼感が一段と高まります。
「災害に強い家」とは、偶然ではなく根拠と対策によって生まれるものです。
テクノストラクチャーEXの4D災害シミュレーションは、未来のリスクを正しく知り、最適な家づくりを実現するための大切なツールです。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!