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後悔しないために!場所別に考える、賢いドア選び

注文住宅を計画する中で、後回しにされがちなのが「扉・ドア」の選定。

でも実は、毎日の使いやすさや暮らしやすさに大きく関わる、重要な要素なんです。

今回は、扉やドアの種類、場所に合った選び方、色やデザインの決め方、さらには“あえてドアをつけない”という選択肢まで、住まいづくりに役立つ情報をまとめてご紹介します!

■ 扉・ドアの種類ってどんなものがあるの?

まずは基本のドアタイプからご紹介します。

  • 開き戸
    もっとも一般的なタイプ。しっかり閉まるため、気密性や防音性に優れています。寝室やトイレにおすすめです。

  • 引き戸(片引き・引き違い)
    横にスライドするタイプで、開閉スペースがいらないのがメリット。リビングや洗面室などに多く使われます。

  • 折れ戸
    たたんで開くタイプで、主に収納や洗面所の間仕切りに使われます。狭い空間でも使いやすいのが特徴。

  • 親子ドア
    主扉と副扉を備えたタイプ。大きな荷物を運ぶ際など、必要に応じて開口部を広げられるのが便利です。

■ 場所別に考える!おすすめのドアタイプ

ドアは使う場所によって最適な形が異なります。生活動線や家族構成を踏まえて選ぶことが大切です。

  • 玄関
    断熱性・防犯性を重視。片開きや親子ドアが主流で、デザイン性も重視したい場所です。

  • リビングと廊下の間
    空間のつながりを感じられるよう、ガラス入りの開き戸や引き戸が人気。閉めれば空調効率アップにも。

  • トイレ・洗面所
    音やにおいを気にする場所なので、しっかり閉まる開き戸が安心。ただし限られたスペースでは引き戸の方が有効な場合も。

  • 収納やクローゼット
    折れ戸や引き戸が省スペースで使いやすいですが、後述の「扉をなくす」アイデアも選択肢としておすすめです。

■ 老後も安心!バリアフリー視点でのドア選び

将来の暮らしを見据えて、バリアフリーを意識したドア選びも重要です。

  • ・引き戸は開閉の負担が少なく、車いすやベビーカーでも通りやすいため、高齢者だけでなく子育て世代にもおすすめ。
  • ・レバーハンドルタイプのドアは、握力が弱くなっても簡単に開け閉め可能。
  • ・トイレや浴室は、引き戸や外開きにしておくと、万が一の介助や緊急時にも安心です。
  • ・廊下や出入り口は、将来的に手すりを設置するスペースも考慮して設計しておくと安心。

■ ドアの色とデザインの選び方

ドアはインテリアの印象を大きく左右するポイント。色やデザインにもこだわりたいですね。

◎色の選び方

  • 床や壁とのバランスを見て決めるのが基本。統一感を出したいなら同系色、アクセントをつけたい場合は濃い色や異素材を選ぶのもおすすめです。
  • 部屋ごとに色を変えると個性が出ますが、全体に統一感を持たせるなら、建具は1~2種類に絞るのが安心です。

◎デザインの選び方

  • 木目調でナチュラルにまとめたり、フラットデザインでモダンに仕上げたりと、テイストに合わせて選びましょう。
  • 最近は縦ラインや格子入りガラスなど、空間を広く見せるデザインも人気です。
  • 見た目だけでなく、「取っ手の形状」「枠の有無」などの細部にも注目すると満足度が上がります。

■ あえて“ドアをなくす”という選択肢も

最近は「ドアをつけない」という選択をされる方も増えています。シンプルで使いやすい、そんな空間づくりも魅力です。

  • ロールカーテンで代用
    洗面室やクローゼットなど、一時的な目隠しができればOKという場所では、ドアではなくロールカーテンを使うことで開閉の手間を減らせます。ドア本体や金物代が不要になるため、費用を抑えられるのもメリットのひとつです。

  • 扉なしのオープンクローゼット
    扉を開け閉めする手間がなく、物の出し入れがしやすいのがメリット。湿気がこもりにくいという利点もあります。

  • 仕切りのないワンルーム的空間
    特にリビングとダイニングを一体にすることで、開放感のある住まいに。家族の気配を感じやすくなるのも魅力です。

ただし、冷暖房効率やプライバシー性など、ドアがあることで得られる機能もあるため、場所や用途によって慎重に判断しましょう。

■ まとめ

ドアは家の印象を左右するだけでなく、毎日の使いやすさにも大きく関わる大切な存在。

種類や配置、色やデザイン、そして“あえて付けない”という選択まで、自由にカスタマイズできるのが注文住宅の醍醐味です。

家族のライフスタイルや将来のことも考えながら、納得のいくドア選びを楽しんでくださいね。

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