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土地を購入するときは、長く住み続けることが前提なので「どのエリアのどんな土地にしようか？」と、時間をかけて検討することでしょう。そのときのポイントのひとつとして、災害リスクの点から考えることも忘れずに。

このコラムでは、土地の災害リスクについてご紹介します。

土地にはどんな災害リスクがあるの？

地震のリスク

日本は地震大国なので、地盤の固い土地かどうか調べることが大切。また液状化現象の危険地域かどうかもチェックしましょう。もし希望の土地がリスクが高い場合は、土地の地盤改良を行ったり地震に強い構造の家を建てるなどして対策しましょう。

土地の高低差によるリスク

土地の高低差がある傾斜地の場合、盛土をおこなっているケースがあります。この場合、地盤がゆるく、大雨で地すべりや土砂崩れなどの危険性があります。地盤対策が万全かどうかの確認が必要です。

水害リスク

土地が川の近くや低い場所にあると、大雨のときに河川の氾濫による浸水や洪水などの水害リスクが高くなります。近年はゲリラ豪雨など局地的に記録的な大雨をもたらすことも多く、水害リスクが少ない土地を選ぶことが大切です。

もし高リスクの土地に家を建てる場合は、土地を高くしたり高床の建物にするなどしましょう。３階建てにして垂直避難しやすくするといいでしょう。

土砂災害のリスク

山林の近くや崖の近く、土地の高低差がある場合などは土砂災害のリスクがあります。しっかり確認しましょう。

土壌汚染などのリスク

以前工場やガソリンスタンドがあった土地は、土壌汚染の危険性があります。土壌汚染に関しては古地図で確認もできますが、心配な場合は専門家に調査を依頼することになります。

土地の災害リスクを知るためのポイント！

古地図で確認

その土地がどんな歴史を辿ってきたかを知ることで土地の災害リスクが見えてきます。埋立地や地盤改良の経歴があるかどうかなど確認しましょう。

現地を歩く

現地を歩くと、リアルな状況がよく分かります。特に雨の日などに行って、水たまりになっていないか実際に目で見て確認するようにしましょう。

ハザードマップで確認

ハザードマップは各自治体が配布しているもので、自治体ごとに違いはありますが、浸水リスクや地震のリスクなどを確認できるようになっています。

国土交通省のポータルサイトからもチェックできるので利用しましょう。

過去の事象をチェック

過去の災害時に「土砂災害警戒情報」などが出た土地かどうかをチェックすると、災害リスクが分かります。

まとめ

今回は、災害リスクの観点から土地購入について考えました。土地を購入する前にしっかり確認しましょう。